徒歩移動や自転車移動が発生するキャンプでは、夏の暑さは天敵です。
かと言って荷物には制限があるため、当然クーラーや扇風機などは持ち運べません。
そこで、夏でも快適に徒歩キャンプができる、ちょっとした工夫やアイテムを紹介します。
◇暑さ対策
・荷物を軽量化する
重たい荷物を背負っての移動は身体への負荷が高くなります。
特にザックの背中部分の汗の量は尋常じゃないですよね。
夏のキャンプは防寒対策が必要ない分、荷物の軽量化ができますが、水分を多く持ち運ぶ必要もあります。
テントや寝具、クッカーなどは取捨選択しながら、軽量化したいですね。
・標高の高いキャンプ場を選ぶ
ULキャンプにおいて睡眠は一番大事です.
睡眠をしっかり取れないと、次の日の移動やアクティビティにも影響してしまいます。
ある程度標高があるキャンプ場であれば、夜は平地みたいに熱帯夜になることはそうそうありません。
また、高所にあるキャンプ場は登山者向けのキャンプ場なども多く、徒歩だからこそいけるキャンプ場など、魅力も多いです。
・風通しを考える
メッシュが多いテントや、蚊帳のみでタープ泊など、風が通るかどうかで体感温度がグッと変わります。
・服装
速乾性に優れている素材を選ぶのがベスト。
移動時や設営・撤収時は必ず汗をかきます。
綿などの汗が蒸発しにくい素材だと、キャンプ中も不快ですし、冷えた時に風邪をひきやすくなります。
また、日中は日差しが強いため、肌の露出にも気を付けたいです。
その他、帽子を着用したり、簡単に着脱できるアームカバーを使うのもオススメです。
・食材などの保存
保冷力の高いハードタイプのクーラーボックスは持っていけません。
なるべくキャンプ場近くで買い出しをしたり、保冷の必要のない食材を選びましょう。
また、冷凍ペットボトルを保冷剤代わりにするなどの工夫も良いでしょう。
・冷感アイテム
様々な冷感アイテムが発売されています。
中には虫除け機能も併せ持ったものなどもあります。
◇虫対策
・服装
暑さ対策にも共通していますが、肌の露出を控えた服装を心がけましょう。
また、ハチやアブは黒色のものに攻撃性が増します。
黒や濃色は避け、白や淡色系の服装の方が虫が寄りにくく、安全性も高まります。
・虫除けグッズ
夏キャンプでは必須アイテムですが、意外とかさばるもの。
森林香などは小分けにして持っていき、余ったペグに固定すると荷物も減ります。
また、虫除けスプレーやハッカ油なども、小分けボトルで持っていくのがベスト。
◇必須&便利アイテム紹介
●必須アイテム
・日焼け止め
標高が高いほど、直射日光もキツくなります。
紫外線から肌を守るためにも、日焼け止めは必須です。
・ポイズンリムーバー
蚊だけでなく、蜂やアブに刺される危険もあります。
刺された際の応急処置として、持っておきたいですね。
・森林香
一般の蚊取り線香よりも効力があるとされている森林香。
小分けにして持っていくのがベスト。
・ハット
日中の移動時や設営・撤収時にはマストアイテム。
UVカットが付いているものや、撥水性に優れているものがいいでしょう。
・レインウェア
山の天気は変わりやすいもの。
万が一に備えて、レインウェアは必須アイテムです。
携帯性に優れて、軽量なものを用意しましょう。
●便利アイテム
・日傘
雨や日傘としても使用できる、オールウェザータイプのものがオススメ。
移動時の日除けや、雨が降った際に備えがあると便利です。
・虫除け冷却タオル
虫除け機能が付いた冷感タオルもオススメ。
正直、虫除けについては気休め程度ですが、首元のUVカットにも使えて、速乾性にも優れています。
・水筒
冷えた飲み物で体温を下げることも大事。
保冷性に優れており、氷を持っていくのもオススメです。
・ボディーシート
お風呂に入れないことが多いULキャンプ。
身体を冷やして、清潔に保つことで虫除けにもなります。
・サングラス
目の疲れや白内障などの病気にもつながるので、目の紫外線対策も大事なポイントです。
●その他オススメのULアイテムはこちら▽
◇最後に
どれだけ対策をしても夏は暑いし、山に虫はいます。
特に荷物に制限があるスタイルになるので、工夫や経験が必要になってくるかもしれません。
今回はそれを少しでも軽減できる対策とアイテムを紹介しました。
少しでも皆さんのキャンプスタイルの参考になれば幸いです。
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