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夏のUL装備 “-2.4kg” どうやって軽量化したのか

ULクッカーセット ULキャンプのハウツー

今年は2回の真夏のキャンプをしました。
1回目はベースウェイト“4.5kg”と十分にULと言える軽量装備でキャンプをすることができましたが、2回目はベースウェイト“2.14㎏”となんと2.4kgの軽量化に成功しました。
何を考えて、何を省いて、何を替えたのかを見ていきます。

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◇気温等の条件

1回目は7月、最高気温は35℃の平地、林間サイトでのキャンプでした。
風が通る木陰は涼しく、夜はシュラフなしで少し寝苦しいぐらいでいた。

2回目は8月、最高気温は40℃の平地、芝生の開けたサイトです。
この日も風があり、タープ下の日陰は割と涼しい。
夜は風が止むと寝苦しく、何度か目が覚めました。

◇変更したギア

①テント

ほうべの森キャンプ場ーonetigris hillridge
OneTigris Hillridge
桃太郎公園ーMUXSAMタープ
MUXSAMのタープと蚊帳

軽量・コンパクトになった1番の要因です。
テント泊⇒タープ泊にしました。

1回目に使用したテントは「OneTigris Hillridge」⇒重量は“1200g”
2回目に使用したタープ&蚊帳「MUXSAM」⇒重量は2つ合わせて“540g”
これだけで“660g”の軽量化です。

ポールは同じものを使用、ペグは2本多くなりました。

居住性に関しては「Hillridge」に圧倒的に軍配が上がります。
暑い以外はノンストレスで寝ることができました。
タープ泊では蚊帳の横幅が狭く、腕が当たるのが気になりましたが、風が通りやすく涼しいです。

②寝具

Naturehike インナーシーツ

寝具もかなり軽量化の要因になっています。

1回目
「NANGA インナーシーツ」 “425g”
「エバニュー FPmat125」 “200g”

2回目
「Naturehike インナーシーツ」 “128g”
「ウレタンマット(メルカリ購入)」 “40g”

夏用シュラフの買い替えを行ったことと、より薄く短いマットにしました。
マットに関しては地面が芝生だったこともあり、「厚みが要らない」という判断をしました。
また、FPマットが125㎝に対し、100cmのマットに替えました。
寝具で合計“457g”の軽量化です。

③食事関連

ほうべの森キャンプ場 炊飯
炊飯にエバニュー U.L. Alu.Pot 700
ULクッカーセット
アルコールストーブセット

食事に関しては調理するものを厳選しました。
1回目は炊飯・焼き物・湯沸かしをしましたが、2回目は湯沸かし特化にしたことで、軽量化に繋がりました。
また、ガス⇒アルコールストーブにしました。

1回目
「エバニュー U.L. Alu.Pot 700」 “106g”
「エバニュー Ti 570FD Cup」 “55g”
「BRS-3000T」 “25g”

2回目
「エバニュー Ti Mug pot 500」 “75g”
「エバニュー チタンアルコールストーブ」 “34g”
「エバニュー アルコールストーブスタンドDX」 “52g”
「VARGO ウインドスクリーン」 “40g”

クッカーセットだけでみると重量アップになりますが、燃料の差があります。
プリムスの110缶は新品で“186g”、アルコール燃料は60ml持って行き、容器と合わせても“75g”なのでトータルでみると“100g”の軽量化です。

④ライト

キャリーザサン ソーラーランタン
キャリーザサン ソーラーランタン

重量差は小さいですが、ライトも軽量化しました。

1回目
「ゴールゼロ ライトハウスマイクロフラッシュ」 “68g”
「ゴールゼロ ライトハウスマイクロチャージ」 “87g”

2回目
「ゴールゼロ ライトハウスマイクロフラッシュ」 “68g”
「キャリーザサン ソーラーランタン」 “57g”

ゴールゼロをひとつソーラーランタンに替えました。
“30g”の軽量化です。

④バックパック

カリマー クリーブ30
カリマー クリーブ30
カリマー grab knapsack
カリマー grab knapsack 20L

テントや寝具などが軽量・コンパクト化できたことで、バックパックの容量を30L⇒20Lに落とすことができました。

1回目
「カリマー クリーブ30」 “900g”

2回目
「カリマー grab knapsack」 “280g”

コンパクトになり、荷物が減り、外付けする必要もありませんでした。
かなりシンプルなナップサックに変更したことで重量差“620g”の軽量化です。

◇省いたギア

ULキャンプ装備

①マット

1回目はメインのスリーピングマットにFPマット、足元にウレタンマットを敷いていましたが、足元のマットの必要性がないと感じたため、ウレタンマットをメインに、FPマットを省きました。

夏場で地面が柔らかい場所だったので、問題なく就寝できました。
足元が欲しいと思ったら、ULハイカーがよくやる「ザックを足元に置く、または足を突っ込む」をやれば夏以外でも軽量化できますね。
キャンプでは最終手段ですが…

②焚き火台

焚き火関連のものは省いたというか、そもそも焚き火禁止のキャンプ場でした。
でも夏場は暑いので、焚き火はやらなくてもいいですけどね!

③ヘッドライト

1回目で使わなかったので、2回目は持っていきませんでした。
テント内に籠る時などはヘッドライトはあると便利ですが、ハイキングではなくキャンプなので、必要性は低いです

④モバイルバッテリー

1泊2日でスマホの充電はしないので、持っていきませんでした。
いつもはカメラ用に使ってますが、私の撮影スタイルでは替えのバッテリーがあれば十分です。

⑤日用品

日用品も少し削りました。
メガネは省いて、コンタクトについてもケースや洗浄液は持っていかず、替えのコンタクトを持っていきました。
その他、ゴチャついていた日用品ケースを必要最小限に整理しました。

ULキャンプに持っていく“日用品”をチェック
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◇軽量化して感じたこと

①とにかく身軽になった

さすがにベースウェイト2.14㎏は驚くほどの軽さでした。
チェックアウト後はそのまま観光したのですが、荷物を背負っていても全く苦になりません。
撤収も5分ほどで完了するので、次の行動に早く移ることができます

②快適さは減少する

当たり前のことですが、快適性には多少目をつむる必要があります。
もちろんチェアがあった方が快適ですし、明かりも少ない、食事も限られるなどオートキャンプと比べると全く別物になります。
しかし、「不便を楽しむのがキャンプ」というように最小限の装備で工夫して過ごすのも楽しいです。

③時間を持て余す

キャンプだけが目的であれば、ここまでの軽量化は必要ないと感じました。
調理も湯沸かしのみ、焚き火もしない、設営・撤収も早いとなると、夕方のチェックインでも暗くなるころには暇になっており、近くを散策したりと時間を潰しました(笑)
ULキャンプはアクティビティーや観光など、別の目的をもってするのが最適だと思います。
逆に言えば時間を生み出して、何でもできるようになるのがウルトラライト装備の魅力です。

◇最後に

ウルトラライト装備はメリットもデメリットもあります。
何を目的にするか」、「何に重点を置くか」など人それぞれあるかと思いますが、是非とも一度経験してみて欲しいと思います。
今までのキャンプとは違った雰囲気が味わえるはずです。
あなたも軽量化沼にどっぷりとハマってみませんか?

▽軽量化したキャンプ装備はこちら

【ULキャンプ】本気のUL装備“2.14㎏”で真夏のタープ泊!
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コメント

  1. 石破茂 より:

    グルキャンとかファミキャンの装備もみてみたいです!ソロ専門なんですか?

    • ヘタレシコ ヘタレシコ より:

      そうなんです!
      こちらのブログでは軽量ソロキャンプ専門にしています!

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