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福善“打刀” 男心をくすぐる見た目と確かな実用性を持つペグ 【ギアレビュー】

福善 打刀16cm 軽量ギア紹介

岐阜県老舗の刃物製造メーカーから生まれた「至高のペグ」
軽量でコンパクト、頑丈かつ耐久性に優れた名作。
なにより美しいフォルムとデザイン性。
まるで“日本刀”のような見た目に惹かれない人はいないのではないでしょうか?
それが福善が販売している「打刀」です。

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◇福善(Fukuzen)とは?

もともとは“福善刃物工業株式会社”という創業80年の老舗の刃物製造メーカーです。
“刃物の街”で有名な岐阜県関市の隣、岐阜県美濃加茂市に本社を置いています。

2020年にアウトドアブランド「福善」を立ち上げて、クラウドファンディングにて販売を開始。
“打刀”が人気を博し、今では様々なアウトドア用品を製造・販売しております。

公式オンラインショップ

ペグ以外にも薪割り用のクサビや調理用のナイフ、可愛い自在金具など、様々なアウトドア用金属製品を販売しています。

どれも見た目と名前がカッコよくて、男心をくすぐられますね。

◇基本スペック

福善 打刀16cm

僕が実際に使用しており、軽量キャンプや登山にも使える「16cm」を紹介していきます。
その他サイズ展開は「20cm」「24cm」「28cm」です。
ULテント、ソロテント以外にも使えるサイズラインナップ。
16cm以外は長さだけでなく、厚みも変わってきます。

サイズ : 長さ160×幅13.5×厚み2.5mm
 重量 : 16g/1本
 素材 : ステンレス鋼

登山で使用するような軽量ペグに比べると、少し重量はあるかなといった印象。
ただ、見た目のカッコよさは言わずもがな、真空熱処理が施された刃物用ステンレス鋼の強度は、直径5mmのチタンペグと同等の曲がりにくさがあるとか。

ちなみに僕の入手経路は「ふるさと納税」でした。
岐阜県美濃加茂市に寄付して、返礼品として入手するのもありですね。

◇おすすめポイント&気になったポイント

おすすめポイント

●固定力と抜きやすさ
ペグの形状が「丸型」ではなく「四角形」のため、地面との接地面積が増え、固定力もUPします。
ソロ用テントやタープでは問題なく使用でき、さらに頑丈なため、固い地面へもガンガン打ち込める強度があるのも魅力ですね。
福善公式サイトによると、地面への固定力は「直径5.0mmのチタンペグと同等の能力」とのこと。
また、「抜きやすさ」も魅力のひとつ。
ガイロープなどで回転させてあげれば簡単に抜けます。
“しっかり固定されるのに撤収時には抜きやすい”というのは、安心感の面でも、設営・撤収のスピードの面でも軽量キャンプにおいてかなり重宝されます。

●嵩張らない
スタッキングができることも魅力のひとつ。
丸型ペグやX字ペグなどは重ねて収納できませんが、打刀は形状が四角形なので、収納時にかなりコンパクトになります。
徒歩キャンプなどにはありがたいポイントですね。

●デザイン
なんといっても見た目のカッコ良さでしょう。
日本刀をモチーフにした形状や、さすが老舗の刃物製造メーカーといった美しいフォルムは高級感があり、所有欲を満たしてくれることでしょう。
そして「打刀」というネーミングも中二心に響きますね(笑)

気になったポイント

●重量
気になるといっても1本あたり「16g」なので、それほど重いわけではありません。
登山などで使ういわゆる“ULペグ”に比べると若干重量はありますが、機能性や強度、使いやすさを考えれば全く問題ないレベルですね。

強度
この厚み、軽量性を考えたらもの凄い強度があると思います。
ただ、どんなペグでもそうですが、扱い方次第では曲がることはあります。
僕の場合は、基本的に足で踏んで刺すことが多いのですが、石混じりの硬い地面に刺す際に、無理やり体重をかけて刺そうとしてしまい、若干曲がってしまいました。
まあ、これはペグではなく完全に自分が悪いですね。

こんな感じで足で刺すことが多いです
福善 打刀16cm
若干曲がった「打刀」

◇実際に使ってみた

福善 打刀16cm

●使用感

この「打刀」はもうかれこれ2年ほど使用しています。
今まで芝生や土はもちろん、石がゴツゴツした河原地中に石がゴロゴロしているザレ場のような場所でも使用してきましたが、上記で書いたように、変な使い方をしない限りは曲がることも折れることもないですね。
固定力についてですが、ソロテントや軽量タープを固定するには十分な固定力です。
風速10mを超えるような強風時にもテントを張ったことがありますが、ペグが抜けるようなことはありませんでした。
また、濡れた地面や雨の日に使用して数週間放置したこともありますが、「錆び」は一切ありません。
特殊な刃物用ステンレス鋼を使用しているということで、流石ですね。
いろいろと、このペグについて語ってきましたが、結局1番のお気に入りポイントは「固定力があるのに撤収時に抜きやすい」ところです。
撤収時のストレスのなさや、ULキャンプの重点である「次の行動への早さ」を存分に感じられます。
それでいて使っていて“安心感”のあるペグです。

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