冬のキャンプでは欠かせない防寒アイテム。
徒歩キャンプや自転車キャンプとなると、暖房器具なんか持っていけないし、焚き火ができないなんてことも。
でも、登山メーカーなどの軽量なダウン製品や防寒着は、やっぱりいいお値段しますよね。
ということで今回は“格安”な「軽量防寒アイテム」を紹介していきます。
◇防寒着
・服装の基本
徒歩キャンプや自転車キャンプでは“登山”ほどではないにしろ、移動時や設営時に汗をかくことが想定されます。
公共交通機関での移動がある方も多いかと思うので、暑くなったら脱ぎやすく、寒くなったら着られるように、「レイヤリング」が基本になってきます。
また、キャンプ中は動きが少なくなるので、汗をかいた状態でそのまま過ごしてしまうと“汗冷え”をしてしまいます。
そのため、速乾性の高いウェアを選ぶくことが重要ですね。
さらに、持ち運びに際して、携帯性も気にしなければなりません。
軽量さやコンパクトさもウェア選びのポイントになってきます。
・インナー
●ワークマン/メリノウール シャツ&タイツ
登山をされる方なら、1枚は持っているのではないかという「メリノウール」
保温性や調湿性に優れ、汗をかいても臭わないという特徴があります。
値段が高いことがネックになってきますが、こちらはメリノウール100%なのに「1,900円」という破格のお値段です。
ただし、速乾性としてはイマイチな印象です。
当然ですが、登山メーカーのものと比べると、やはり品質には劣ります。
というか登山用などにはできていないので、仕方がありません。
それでも保温性やチクチクしない肌ざわりは、さすがメリノウールです。
移動距離が短く、汗をかくことが少ない時などはかなりオススメです。
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・保温着
●QUECHUA(ケシュア)/ハーフジップ フリース
フランスのアウトドアメーカー「デカトロン」のキャンプ向けブランドであるケシュアから、格安のフリース。
僕も実際に使用しているものになります。
保温性が高いフリースは、移動時もキャンプ中の保温着としても持っておきたいものです。
ユニクロなどのフリースだと、暖かいですが、携帯性や軽量性に欠けてしまうのが難点です
こちらのフリースは格安ですが、重量はLサイズで「212g」と軽量かつ、ザックへの収納性も抜群な薄手のフリースです。
温熱効果も十分で通気性もあり、速乾性にも優れているポリエステルニット素材。
登山にも使えるフリースが千円台で購入できます。
・ダウン製品
●FORCLAZ(フォルクラ)/TREK 100
デカトロンの登山向けブランド「フォルクラ」から、高コスパのダウンジャケット。
800FPの高品質ダウン、約「290g」と軽量さ、パッカブルで持ち運びに便利な収納性を持ちながら、1万円ぐらいで購入できる破格のダウンジャケット。
程よいフィット感とストレッチ性があり、アウターとしての使用だけでなく、中間着としての使用も可能です。
また、「TREK」シリーズでは保温力(ダウン量)の違いから、3種類のラインナップとなっており、「TREK100」「TREK500」「TREK900」があります。
詳細やレビューはこちら▽
●Naturehike/ダウンパンツ
800FPのグースダウンが使われたダウンパンツ。
Lサイズで約「250g」と軽量で、ザックへの収納性も抜群のコンパクトさ。
キャンプ中の防寒具だけでなく、寝る時の防寒着としても使えるため、シュラフのスペックを落とすこともできます。
それでいて、価格は1万円を余裕で切るコスパの良さ。
1本持っていて損はないアイテムです。
●Naturehike/ダウンシューズ
こちらもネイチャーハイクのダウンシューズ。
700FPのダウンを使用しており、重量は「80g」と軽量。
テント内で過ごす時や、就寝時などの足元からの冷えを緩和してくれます。
身体の中心部をしっかりと防寒しても、末端が冷えてしまうなんてことあると思います。
そんな時におすすめなアイテムですね。
特に軽量キャンプでの就寝時は、キルトタイプのシュラフを使用したりするので、足元は冷えやすいですよね。
こちらを着用していれば、足元も暖かく寝ることができます。
また、キャンプだけでなく、家用のルームシューズとしても使えますね。
●WIND HARD/ダウンハット
もちろんキャンプ中の防寒着として使えますが、寝具としても優秀なアイテム。
キルトタイプのダウンシュラフはダウンジャケットなどのフードを使うことを前提とされているため、フードがありません。
そんな時に使えるのが、こちらのダウンハット。
顔回りをしっかり防寒してくれます。
簡単に着脱できるのが、こちらの魅力ですね。
◇寝具関連
・ダウンシュラフ
●AEGISMAX/WIND HARD Tiny
めちゃくちゃ低価格ではないですが、中価格中性能といった人気の中華ブランド「AEGISMAX」
その中でも軽量なシュラフと言えば“キルトタイプ”のダウンシュラフ。
潰れて保温力がなくなる背中側のダウンを無くすことに軽量化し、1枚の布団のような形のため、温度調節もしやすいシュラフです。
こちらの「Tiny」は850FPの高級グースダウンを290g使用されており、快適温度7℃、限界温度2℃で総重量「496g」と超軽量。
首元と足元のドローコードを駆使して、ポンチョのように羽織ることもできます。
その他、ブランケットのように使用したり、ハンモックのアンダーキルトにしたりと、汎用性の高さが魅力な製品です。
●AEGISMAX/WIND HARD Twilight
上で紹介したTinyと同じく「AEGISMAX」のキルトタイプのシュラフ。
Tinyのような汎用性の高さはありませんが、こちらは足元にフットボックスがあるため、より暖かく寝ることに特化したキルトシュラフですね。
800FPのダックダウンを350g使用されており、快適温度0℃、限界温度-5℃で総重量「537g」とこちらも超軽量。
ダウンの質はTinyにやや劣りますが、2万円台前半で買える価格で、冬キャンプにも使えるこのスペックはコスパ高過ぎですね。
・シュラフカバー
●3F UL GEAR/シュラフカバー
雨や結露、汚れからダウンシュラフを守るシュラフカバー。
また、多少の快適温度のプラスにもなります。
こちらはタイベック素材となっており、透湿性があるため防水性には少し欠きますが、内部結露することが少なくなります。
3F UL GEARのシュラフカバーは2パターンから選択が可能で、フード付きマミー型で「200g」、フードなしキルトタイプで「135g」と軽量。
●OUTBEAR/シュラフカバー ウルトラライトビビィ
表地はタイベック、裏地にはアルミ蒸着が施されており、透湿性と保温性を両立させたシュラフカバーとなっております。
サイズは少しタイトめになりますが、重量は約「180g」とかなり軽量です。
また、こういったシュラフカバーはザックの内部防水を高める、“パックライナー”としても使えるのも魅力。
◇防寒小物
●BRS/ヒーターアタッチメント
シングルバーナーの上に置いて燃焼させることによって、遠赤外線効果で暖かくなるといった簡易暖房です。
風が吹くような外だと効果は感じられませんが、テント内や前室で燃焼させると意外と暖かいです。
ただし、テント内での使用は推奨されておらず、一酸化炭素中毒や火事などには注意。
●ハクキンカイロ
燃料である「ベンジン」の気化したガスがプラチナと接触して発熱し、暖かくなるという繰り返し使用できるカイロです。
熱量は使い捨てカイロの約13倍ということで、直に触ったら火傷するレベルに熱くなります。
それでいて、“通常版”は最大24時間、“ミニ”は最大18時間の燃焼時間があります。
“ミニ”サイズなら重量は「90g」と軽量で、徒歩キャンプなどにも使いやすいですね。
●使い捨てカイロ
僕は冬キャンプをする時、お守り代わりとして1枚は忍ばせておきます。
予想以上に寒さを感じた際に、最後の砦的な感じであったら安心感がありますよね。
1枚2枚なら軽量で嵩張ることもないので、持っておいて損はないですよ。
●湯たんぽ
あるとシュラフの中がぬくぬくになる湯たんぽ。
保温性の高いステンレス製が1番暖かいですが、嵩張るし重いので持っていけません。
持ち運びを考えると、シリコン製で容量が小さいものになってしまいます。
保温力や持続性も小さくなるものの、あるとないとでは全然違いますね。
また、耐熱温度が100℃ある「ナルゲンボトル」を湯たんぽにする手もありますね。
ウォータボトルとして使って、就寝時は湯たんぽにするという使い方だと、荷物の量も減らすことができます。
●エマージェンシーシート
名前の通り、緊急時に使用するための保温ブランケットです。
「70g」と軽量で繰り返し使うことも可能なので、常用している方もいらっしゃいますね。
また、グランドシート替わりに使う方もいます。
耐久性は低いので、ある程度使ったら買い替える必要がありますが、価格も高いものではありません。
緊急用も兼ねて、ひとつ持っておくのもいいでしょう。
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