世の中には様々なLEDランタンがありますが、本当に使えるものってどれぐらいあるのでしょうか。
LEDランタンのような電気機器類は当たりハズレがありますよね。
過去に安物を買ってすぐに壊れたり、充電MAXなのにすぐに切れるみたいなこともありました。
山での灯りは命に関わるもの。
やはり信頼できるものを選びたいですよね。
そして、軽量かつ携帯性に優れているものがベストです。
そんなLEDランタンのニュージェネレーションになり得るのが「HEXAR/UL1.5」です。
◇HEXARについて
株式会社ドウシシャが展開するアウトドアメーカー。
キャンプや登山用のLEDランタンを取り扱っています。
今回紹介する「UL1.5」のほかに…
△こちらの「UL3」は最大光量300ルーメン、重量は63g。
結構明るい割には軽量ですね。
△こちらの「UL4」は最大光量400ルーメン、重量は101g。
かなりの光量と3000mAhの大容量で、最大380h稼働するみたい。
2週間以上も点灯しっぱなしでも切れないって凄いですね。
△そして「CL6」はファミリーキャンプやグループキャンプなどに活躍しそうな600ルーメン。
折り畳んでコンパクトになるし、展開すると360℃照らしてくれそうな特徴的な形ですね。
重量は390gと、登山やバックパックキャンプには少々持っていくのを躊躇いますが、この容量と明るさを考えると充分軽量です。
今現在、HEXARが展開している製品は上記3つと、今回紹介する「UL1.5」を合わせて4つ。
どれも軽量性と機能性に優れたLEDランタンです。
さて、ここからようやく本題、「UL1.5」の紹介&レビューを正直に書いていきます。
◇UL1.5のスペックなど

重量 | 48g | 調光 | 無段階 |
サイズ(使用時) | 74×123×45mm | バッテリー | 900mAh |
サイズ(収納時) | 85×71×23mm | 充電 | USB Type C |
光束 | 3‐150lm | 充電時間 | 約3h(5V/2A) |
点灯時間 | 120h(3lm),3h(150lm) | 動作温度 | −10℃~40℃ |
◇特徴&おすすめポイント&気になったポイント
「UL1.5」の特徴や使い方、そして個人的主観も合わせて各ポイントごとに見ていきます。
使う人によって「この機能がよかった」や「これはこうして欲しかったな」など、変わってくるかと思いますが、実際の使用感を交えて、あくまで自分の使用方法を想定したうえで良い点、悪い点を紹介します。
●超軽量「48g」!

まずはなんといっても「48g」という軽量さ。
実用的なLEDランタンでは最高クラスの軽さです。
さらに本体とポーチをバラせば「38g」になります。
でも僕はポーチから外して使うことはないと思います。
ポーチありきで気に入っています。
●折り畳んでコンパクト収納!

ストラップを使って折り畳み収納が可能です。
ポーチが樹脂だからこそですね。
ただし、ずっと折り畳んでいるとポーチ部にクセが付きます。
気になる人は気になるかも。

●程よい明るさと優しい灯り

EVA樹脂のポーチが光を拡散してくれて、広範囲を優しい光が照らします。
MAX光量にしていても、覗き込まない限りは眩しいと感じることはありません。
定番LEDランタンの「ゴールゼロ」は目線と同じ高さにあると眩しく感じますが、こちらはそんなことありません。
●秀逸なストラップ!

この製品が優秀たる所以がストラップです。
長さ調節可能なゴムストラップは、どんな場所にも吊り下げが可能にしてくれます。
通常、吊り下げが難しい場所でも、巻き付けるように固定できます。
フックやカラビナが不要なのはありがたい!

●3lm~150lmの調光が可能!
3lm~150lmで無段階調光が可能。
ボタン長押しで調光、点滅したら光量がマックスorミニマムの合図です。
好きな明るさに調節できる反面、光量調節が煩わしく感じる時も。
光量を比較するとこんな感じ▽


白いテント内で吊り下げて使用すれば、光が反射して3lmでも結構明るいです。
●MAX点灯時間120時間!

最低光量である3lmならば、最大120時間の点灯。
テント内を照らすだけならば、意外と充分な明るさです。
150lmにすると約3時間。
僕は食事の時だけ最大付近、それ以外は光量を絞って使っています。
1泊2日であればバッテリーは余裕で持ちますね。
●シンプルにボタンはひとつ!

備わっているボタンはひとつだけ。
電源のオンオフと長押しで調光ができます。
シンプルな作りと操作なのはいいですね。
正直、電源ボタンは押しづらいと感じることも。
収納時の誤作動防止になっているのは分かりますが…
そして電源ボタンの反対は充電ケーブルのコネクタ部分ですが、よく間違えます。
指の感触だけで操作しようとすると、間違えているのか押せてないだけなのか分からなくなります。
●充電はタイプC!

充電ケーブルが今や主流のタイプCなのはありがたい。
ケーブルも付属してきます。
コネクタ部は本体上部についており、カバーがついています。
しかし、このカバーがカパカパしているのが気になります。
しっかりと閉まりません。
電気機器の防塵・防水性能を示す等級はIP66ということなので、雨が降っても問題ないということですが、どうなんでしょうか。
ちなみに同じ等級のゴールゼロは雨でやられたことがあります。
◇Goal Zero&CARRY THE SUNとの比較
軽量LEDランタンの代表「ゴールゼロ/ライトハウスマイクロフラッシュ」と「キャリーザサン/ソーラーランタンSmall」との比較をしてみます。
●まずはスペックの比較
重量 | 光束(最大) | バッテリー容量 | 防塵防水性 | |
ヘキサ― | 48g | 150lm | 900mAh | IP66 |
ゴールゼロ | 68g | 135lm | 2600mAh | IPX6 |
キャリーザサン | 57g | 30lm | 600mAh | IP67 |
比べてみると、携帯性はヘキサー、バッテリーは頭一つ抜けてゴールゼロって感じですね。
キャリーザサンはちょっと別枠かもしれません。
数値だけではない、それぞれの特徴がありますよね。
ゴールゼロは充電ケーブルが必要なかったり、キャリーザサンはソーラー充電できるという特徴などがありますね。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、機能面でいうとヘキサーはバランスの良いLEDランタンかもしれません。
●最大光量で照らしてみる
真っ暗な室内で、これら3つの照らし具合を比べてみます。



●比べてみた印象
ヘキサーは360℃満遍なく照らされています。そして下側に灯りが強いです。
ゴールゼロは横方向に強いですね。逆に直下は影ができます。
キャリーザサンは光量が弱いですが、下側はそれなりに照らされています。
ということで、テント外で広範囲を照らしたいなら「ゴールゼロ」、テント内での使用や調理時に手元を照らしたいなどは「ヘキサ―」が使いやすいのではないでしょうか。
ヘキサ―UL1.5は万能に使えそうです。
◇まとめ
今まではLEDランタンなら「結局ゴールゼロ」と思っていましたが、HEXARなかなか良いですね!
軽量さはもちろんのこと、秀逸なストラップと程よい灯りが気に入りました。
キャンプでも登山でもいろんな場所に持っていきたい製品です。
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