優れた軽量性や断熱性を持つ「カーボンフェルト」はアウトドア用品以外にも様々な製品に使われています。
アウトドアでの代表的な使い方としては、焚き火をする際の「スパッタシート」として使用するのが一般的ですが、使い道はそれ以外にも無数にあります。
今回は、カーボンフェルトの特性を活かして、軽量キャンプギアを作っていきます!
◇カーボンフェルトの特性
カーボンフェルトは、耐炎繊維のフェルトを熱処理をして、炭素繊維に加工した不織布のことです。
軽量性や耐熱性だけでなく、様々な特性を持ちます。
・耐熱性
・断熱性
・軽量性
・柔軟性
・電気伝導性
・加工性
・吸水性
・保水性
これらの特徴から、高温炉の断熱材や燃料電池の電極材、自動車部品から航空機部品、釣り具やゴルフクラブなど、幅広く使用されています。
そして、アウトドアに活かせる性質が多く備わっています。
◇カーボンフェルトの使い方
●スパッタシート

まずキャンパーにとって最もスタンダードな使い方は“スパッタシート”としての使い方かと思います。
焚き火台の下に敷いて、熱から地面を保護する目的ですね。
ガラス繊維のものに比べて軽量で持ち運びがしやすいので、
バックパックキャンパーにも多く使われています。
いろんなメーカーからスパッタシート用として売られています。
メーカーによって厚みとかサイズの違いなどはあると思うけど、焚き火台のサイズに合わせて購入すればOKですね。
僕は「45×45cm」でパーゴワークスのニンジャファイヤースタンドソロにジャストサイズのものを使っています。
ソロ用であれば、多くの焚き火台がこのサイズでいけると思います。
ちなみに僕が購入したのは、なんて読むのか分からないメーカーで価格は1,200円ほどです。
注意点としては火床が地面と近い焚き火台を使う時。
どんなスパッタシートでも言えますが、熱は地面に貫通します。
いくら燃えにくい素材のカーボンフェルトでも多少は燃えます。
過去に火床の低い焚き火台で長時間使用し、燃え上がるまではいきませんでしたが、ボロボロになりました。
●座布団

スパッタシート用のカーボンフェルトの活用法として、「座布団」にするという活用もあります。
地面に直接座るのと、カーボンフェルトの上に座るのと比べてもらえれば分かると思いますが、
思った以上に暖かいです。
断熱性も多少のクッション性もあるので、徒歩キャンプで移動中、ちょっと休憩する時の簡易的な座布団替わりとしても使えますよ。
他にも、僕はショートタイプのマットを使うことも多いので、足元に敷いてマット替わりにしたこともあります。
多少のR値向上にはなると思います。
まあちょっとしたエマージェンシーですね。
あとは簡易的な荷物置きにしたりもできますし、スパッタシートだけとして使うのはもったいないですよ。
ひとつの道具を多用途に使うということは、軽量化の観点に置いて、すごく大事なことです。
●アルコールストーブ

次の活用法は自作のアルコールストーブ。
カーボンフェルトは吸水性そして保水性があるので、アルコール燃料を染み込ませて火を点けると、ゆっくり燃焼してくれます。
市販品でカーボンフェルトを使ったアルストも売っていますが、簡単に自作することもできます。
必要なものはカーボンフェルトとハサミ、アルストの容器だけです。
ちなみに容器はセリアのアルミクリームケース30mlを使っています。
このサイズでも燃料フルで入れると、15分ぐらいは燃焼するので、これで充分ですね。
僕はキャンプ中に作ってみました▼
高火力にはなりませんが、プレヒートの必要もなく、
素早く使えて、
湯沸かしやちょっとした焼き物には充分使えます。
そして、重量はなんと「10.8g」と超軽量。
あらゆるクッカーの中に収納できるサイズ感も魅力です。
材料費数百円、製作時間はたったの5分で作れるので、是非作ってみてください。

●鍋敷き

そして次の活用法。
アルストを作った切れ端でできる「鍋敷き」
加熱したクッカーをテーブルの上に直接置くと、素材によっては焦げ付いてしまったり、溶けてしまいます。
それらを避けるためにカーボンフェルトを敷きます。
僕はクッカーの中に収納できるサイズにカットしました。
そして、鍋敷きとしてだけでなく、アルストや固形燃料の下敷きにもなります。
どちらかというと鍋敷きよりも、こちらの目的の方が大きいですかね。
その他にも、クッカー内の一番下に入れておけば、クッカーの保護にもなるし、例えば、四隅を縫い合わせてトレー状に加工して、敷物兼小物入れとかにしても面白いですよね。
また、オートキャンプであれば石油ストーブの下に敷いて、テントやマットのフロア保護などにも使えますね。
●鍋掴み

次に僕が作ってみたのが「鍋掴み」
カーボンフェルトを親指と中指のサイズに合わせてカットし、縫い合わせただけのもの。
ノーハンドルのクッカーや、取っ手が熱くなるタイプのクッカーの鍋掴みとして活用しています。
こういうシリコンバンドを使っていても、結局熱すると熱くて持てないです。
ちなみにカーボンフェルトは滑るので気を付けて持つ必要があります。
長袖を着ていれば、「袖で掴めばいいだろ」とも思いますが、正直遊び感覚で作ったところもあります。
重量は「2.2g」と超軽量なので、暇とカーボンフェルトの余りがあれば作ってみてください。
また、こういったタイプの鍋掴みではなく、シリコンバンドのように、クッカーバンドにしてもいいかもしれないですね。
◇その他の活用法

他にも、「蚊取り線香置き」にしたり、ワンポールタイプのテントで、木などの尖ったものをポール替わりに使う時に間に噛ませてあげたりと、アイデア次第でいろいろな活用法があります。
ちなみに吸水性を利用して、テントの結露拭き取りに使ったこともありますが、コーティングされているのか、意外と水を弾くのであまり使えませんでした。
「こんな活用法もあるよ」というアイデアがあれば、是非コメントで教えてください!
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