世界初「薄さ0.2mm」の極薄チタンカップでULな湯沸かしセットを作りました。
軽量コンパクトな製品と自作ギアも組み合わせて、カップひとつで完結するセットです。
「登山の軽量化」「ミニマムなキャンプ」「ちょっとお茶しに行く」
そういったクッカーセットを作りたい方の参考になれば幸いです。
◇内容ギア紹介

●エバニュー / Apex cup t0.2

湯沸かし用のクッカー兼カップは“エバニューApex cup t0.2”
0.2mmの薄さでできたチタン製のカップです。
容量「300ml」、重量は実測値「25g」
軽さはもちろん、薄いことで熱伝導率が良く、湯沸かしスピードも早いのが魅力。
●TOAKS / LID-95

Apex cup t0.2は専用のリッドがありません。
ということで別のクッカーのリッドを使います。
トークス750mlのクッカーなどに使われているリッドを、裏返しにするとピッタリとハマります。
重量は実測値「18g」
●アストロフォイル自作コジー

Apex cup t0.2は薄さゆえに湯沸かしスピードが早いですが、冷めるスピードも早い。
寒い時期にカップとして使うのであれば、コジーは欲しいです。
また、コジーがあれば熱湯をいれても素手で持つことができる。
アストロフォイルは山旅のオンラインショップで購入しました。
●seria / アルミクリーム缶

自作のカーボンフェルトアルストでも使ったアルミ缶。
固形燃料の受け皿として使います。
100均のseriaで購入したものを使っています。
●KALUGII / チタン五徳mini TG-2P

カルギイの軽量2ピース五徳。
3ピースのものもありますが、300mlクラスのクッカーであれば耐荷重も充分。
高さも固形燃料の受け皿が低いので、4cmがちょうどいいですね。
●アルミ缶自作風防

五徳や固形燃料受けの高さ、またカップ内に収まるサイズがなかったので自作。
空き缶を切ってパンチで穴を空けたものを×2使います。
それらをクリップで留めただけ。
仕上がりの雑さは気にしない。
●カーボンフェルト自作鍋掴み

カーボンフェルトで自作ギアを作成した時に余った切れ端で自作。
親指と中指の大きさに切って縫い合わせました。
縫わなくてもホッチキスとかでよかったかも。
ノーハンドルクッカーを持つのに使用。
シリコンバンドは頼りないし、ポットリフターは使うまでもないって時にいいですよ。

●カーボンフェルト自作鍋敷き

自作といってもサイズ合わせて切るだけです。
固形燃料やアルストを使う時に、地面へのダメージやテーブルの焦げ付き防止に敷きます。
また、熱したクッカーの鍋敷きとしても。
●FIREDRAGON / SOLID FUEL 12 BLOCKS

使用する固形燃料は「ファイヤードラゴン」
中二臭い名前ですが、人気の固形燃料です。
植物由来なので環境に優しく、煤も付きにくいです。
燃えカスも少ないし、何より「臭い」が少ない。
ただし固形燃料はコスパ悪い。
●DCFスタッフサック

メルカリで購入したDCF製のスタッフサック。
エバニュー400FDやヒルビリーポット350など、他のクッカーにも使えるサイズ感のもの。
軽さとデザインで購入しました。
●BICミニライター

安心安定のフリント式ライター。
固形燃料やアルストを使う時はマッチの方が点火しやすいですが、ゴミが出るのが難点。
でも残燃料が分かりにくいのはライターの難点。
◇スタッキング

次はスタッキングを見ていきます。
上で紹介したギア達をエイペックスカップに収納していきます。

↑すべて入れてもこんな感じ。
結構余裕ありますね。
コーヒーやお茶のドリップバッグを入れても余裕で蓋が閉まります。
↓ちなみに固形燃料ではなく、アルストセットに変えても余裕で収まります。


◇計量
●固形燃料セット

総重量は「108.1g」
固形燃料はファイヤードラゴン14gがひとつ入っているので、2回分ぐらいの湯沸かしが可能。
●アルストセット

総重量は「120g」
固形燃料と受け皿をカーボンフェルトで自作したアルストと燃料30mlに変更しました。
こちらも湯沸かし2回できるセットです。
◇フィールドテスト

室内と屋外の両方で湯沸かしテストをしてみます。
固形燃料は14gのものを半分に割って7gずつ。
アルコール燃料は約15ml使用。
同じ条件にするため、風防は室内でも使用。
室内では風の影響は受けないので風防はいりませんが、風防内に熱が溜まるので燃焼効率はアップ。
▼200㏄の水が沸くまでの時間を計測
| 200㏄の沸騰検証 | 固形燃料(7g) | アルコールストーブ(15ml) |
| 室内(20℃) | 約6分 | 約5分30秒 |
| 屋外(7℃) | 約7分(沸騰せず) | 約6分 |
・固形燃料

室内では約6分間で沸騰。
それと同時に鎮火。
屋外では7分間燃焼。
燃焼時間の違いはアバウトで固形燃料を割ったからだと思います。
しかし、気温差や風の影響を受けたせいか、同じ200㏄でも7分燃焼しても沸騰までいきませんでしたね。
あとは、固形燃料のカスが溜まると燃焼効率も落ちるみたいです。
しかし、沸騰まではいきませんでしたが、充分に熱湯。
コーヒーやお茶を飲むぐらいなら十分な温度でした。
・アルコールストーブ

室内では約5分30秒で沸騰。
沸騰後もずっと燃焼していたので、もう少し燃料少なくてもいいかも。
屋外は6分程で沸騰。
燃焼時間は8分40秒ぐらいで鎮火。
カーボンフェルトのアルストは、アルストの中では弱火なほうですが、固形燃料よりは火力が高いみたいですね。
・クッカーセット総評
手作りのアストロフォイルコジーが優秀でした。
保温性だけでなく、素手で持てるので、カップとして使う時はあった方がいいです。
ちなみにチタンは熱伝導率悪いので、お湯が入っていないところはすぐに冷めて、素手でも持てます。
お湯が入っているところは、とてもじゃないけど持てません。
なので、飲み口も「アチッ」てならずに飲めました。
湯沸かしとカップ兼用は充分可能ですね。
そして、固形燃料の受け皿は蓋が閉まるので、半分に割ったものは中に入れて持ち運んで、次回そのまま使えます。
半分に割った1回分から持ち運べるのと、余った固形燃料を保管できるのもいいですね。
今回は、あえて湯沸かし用クッカーをそのままカップとして使うことで、軽量かつコンパクトに仕上がりました。
ただその分、1回の使用でクッカーが汚れます。
キャンプで使うというよりは、「日帰り登山」や「ちょっと出掛けたついでに1杯お茶する」ぐらいの感覚で持っていくのがベストかもしれません。
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