たった“25g”で火力も十分、どんなカップにも収まり、ネット通販などで手軽に入手することができる。
「安くて、軽くて、小さい」
ULキャンパー、ULハイカー御用達のシングルバーナー。
今回は“BRS-3000T”を徹底解剖していきます。
◇基本スペック
サイズ :Φ37mm×52mm(収納時)、Φ81.8mm×60.3mm(展開時)
重量 : 25g
素材 : チタン
出力 : 2,700kcal/h
ブランド : BRS(中国)
25gという驚異的な軽さ、現存するバーナーでは世界最軽量ではないでしょうか。
収納時もBICのミニライターほどの大きさなので、どんなクッカーにも容易に入ります。
ULスタイルで湯沸かし目的に使うには最適かと思います。
その反面、しっかりと調理したい場合は使いにくいなど、注意点もあります。
◇注意点
良い点は「安い!軽い!小さい!」
これに限ると思います。
ただし、悪い点や注意点も書いていきます。
●五徳が小さく安定性に欠ける
五徳が3本ということと、五徳展開時の径が小さいため、大きいクッカーとの相性は悪いです。
●炎が直線的で径が小さい
五徳だけでなく、炎の径も小さく直線的な炎です。
そのため、湯沸かしには最適ですが、大きいクッカーだと焼きムラが出てしまうなど調理には向いていないと感じます。
●点火装置がない
点火するには別でライターなどが必要です。
ただし、点火装置は壊れやすいので、個人的には不要と感じます。
●輻射熱に注意
クッカーとガス缶との距離がかなり近いです。
風防を使われる際は特に注意が必要です。
◇プリムス P-153ウルトラバーナーと比較
●P-153ウルトラバーナーのスペック
収納サイズ : 7.5×8.8×3.0cm
ゴトク径 : 大148mm/小90mm
重量 : 116g
素材 : ステンレス
出力 : 3,600kcal/h
重量差は約90g、収納時・展開時の大きさもひと回り以上違います。
携帯性は圧倒的にBRSの方がいいですね。
▽次にエバニュー Ti 570FD Cupを乗せてみます
やはり安定感の高さはP-153に軍配が上がります。
▽実際にお湯を沸かしてみる
このサイズのクッカーであればさほど気になりませんが、大きいクッカーやフライパンになってくると焼きムラや沸騰時間に影響が出てきそうですね。
あとはガス缶とクッカーの近さ。
湯沸かし程度の燃焼時間であれば問題ないですが、風防で覆って長時間使用すると輻射熱が気になります。
◇まとめ
普通のキャンプやしっかり調理をしたいという方には、正直オススメはできないかな…
しかし、ウルトラライトなスタイルであれば、かなりオススメできるバーナーです。
・湯沸かしメインで使用したい
・1gでも軽くしたい
・スタッキングしやすいバーナーが欲しい
・コスパ重視
という方には是非使ってみて欲しい商品です!
▽BRS-3000Tを使用したキャンプの様子はこちら
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