◇そもそもULって何?
UL(ウルトラライト)とは
「ULハイキング」から来ており、ロングトレイルを歩くときに荷物を軽量化してフットワーク軽く、身体に負担をかけずにより長距離を歩くためのスタイル。
これをキャンプに取り入れたのが“ULキャンプ”です。
◇ULをキャンプに取り入れる
昨今のキャンプブームにより、多彩なキャンプギアやキャンプスタイルが生まれています。
アウトドアを楽しむための「宿泊手段」であるキャンプが、今や「目的」となりました。
そんなキャンプに“UL”を加えて、もっと自然を身近に感じてみよう。
◇ULを取り入れたキッカケ
長く同じことを続けていると“飽き”がくるのが人間。
筆者もキャンプの沼にハマり、毎週末のようにキャンプをしていましたが、あんなに楽しかったキャンプが最初の頃のように楽しめない・・・
そう、マンネリ化していたのです。
旅をしたい、登山をやってみようか。など色々と調べてみるも、普通の会社員には少しハードルが高いように思える。
そんな時に辿り着いたのが「キャンプに“UL”を取り入れる」ことでした。
◇ULキャンプの魅力
①まず何より設営・撤収が楽
これは物凄く大事なことですよね。
キャンプにおいて避けては通れないものですが、そもそもの装備が少ないので、慣れれば10分程で設営も撤収も完了します。
そしてキャンプ前の準備や、家での片付けも圧倒的に負担が減りました。
②車がなくてもキャンプできる
筆者も元々はオートキャンプ主体でした。
いつものキャンプ場が公共交通機関や徒歩で行くことで、別の雰囲気を味わえる。
そして移動時間が“旅”になります。
車で行っても、今まで避けていた車乗入不可のサイトに抵抗がなくなります。
キャンプ場選びの幅が広がります。
③他のアクティビティをプラス
荷物を軽量化した分、連泊が可能になったり、
釣りをする、サイクリングをするなど、アウトドアの幅が広がるのも魅力。
④より自然が身近に感じる
軽量化のためにテントのインナーを省く、タープ箔をするなど、自然との距離が近くなります。
テーブルやチェアを省くことも多々あり、石をテーブルにする、地面にマットだけ敷いて座る。
繰り返しているうちに、自分が自然の一部になったような気分になれたりもします。
⑤登山やハイキングなどへ流用可能
そもそもULが登山スタイルの一つということもあり、今後、登山をやってみたい、ロングトレイルを歩いてみたい。
という方にはピッタリのスタイルですね。
装備をそのまま流用可能なので、余計な出費も抑えられます。
⑥ミニマリスト思考になった
荷物の軽量化・コンパクト化をすることで、日々の暮らしにも影響がありました。
まずはキャンプギアの収納スペースが、格段に減りました。
普段使いの物、例えば財布は最低限の現金とカードのみが入るものへ。
服装もアウトドアメーカーのものや、素材で選ぶようになりました。
普段から“無駄なものは持たない”という思考になっていきました。
◇最後に
ここまでULや軽量化について話してきましたが、なんでもかんでも省けば良い、という考えではありません。
もちろん安全面への考慮は省けませんし、どんなアウトドアも楽しむことが1番。
それを省いてまでULに拘る意義はないと思っています。
いきなりULを目指すわけではなく、少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
きっと新たな楽しみが見つかることでしょう。
身も心も軽く、より遠くへ。
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