ソロキャンプサイズの「保冷・保温バッグ」をピックアップ。
徒歩キャンプや自転車キャンプに使える、そしてバックパック内に収まるような“軽量かつコンパクト”なクーラーバッグを紹介していきます。
◇保冷バッグの種類

「ハードクーラー」と「ソフトクーラー」のタイプがありますが、いわゆる“クーラーボックス”みたいな大きくて重たいものを徒歩キャンプには持っていけないですよね。
保冷力については圧倒的にハードタイプに軍配が上がりますが、バックパックスタイルでは携帯性の良いソフトクーラーを選ぶといいでしょう。
◇保冷バッグはオールシーズン使える!
断熱材が入っている保冷バッグは「保温バッグ」としても使えます。
フリーズドライ製品の保温や炊いた米の蒸らし時間に中に入れたりといった使い方も。
また、氷点下を下回るような環境では水が凍ってしまいます。
それを避けるために、就寝時などに食材や水を入れて保管することも可能です。
さらに、寒さに弱いスマホやモバイルバッテリーなどのガジェット関連を守るためにも使えます。
ソフトクーラーは柔らかい素材のため、緩衝材にもなります。
保冷・保温が必要ない場合や食材が無くなった後はギアケースとしても使えますね。
◇食材を持っていく時のコツや工夫

僕が実際に徒歩キャンプや自転車キャンプに行く時にしている工夫などを紹介します。
①食材を現地調達する
食料や飲料は荷物になるので、キャンプ場付近のコンビニやスーパーで調達することが多いです。
そのため、バックパックには食料分ぐらいの余裕を持たせてパッキングをします。
②体積を減らす
基本的に食べたいものを食べるスタイルですが、食材選びに気を付けていることは「嵩張らないもの」を購入するようにしています。
小さい保冷バッグしか持っていけない徒歩キャンプなどでは、容量に制限がかかります。
また、ゴミを減らすことも心掛けています。
箱物はパッケージから出すことや、ジップロックなどで小分けにするなどして持っていきます。
お肉のトレーは嵩張るしゴミになるので、購入したらスーパーですぐに出します。
③冷凍食品を保冷材代わりに
僕は基本的に保冷材を家から持っていくことはほぼないです。
季節にもよりますが、生鮮食品を購入したら一緒に冷凍食品や冷凍飲料を買います。
真夏や冷凍食品に食べたいものがなければ、スーパーで氷をもらいます。
大型スーパーであれば大抵の場合、氷を無料でもらえますからね。
自宅からお肉などを持っていく場合は、凍らせた状態で持っていくのも手ですね。
④翌朝はレトルトで
保冷力の弱いクーラーや真夏の気温では、朝には氷も保冷材も溶けています。
暖かい時期の朝ご飯には生鮮食品を避けるようにしています。
僕の場合は朝ご飯は軽く済ませて、帰り道にその地域の定食屋に寄ったり、食べ歩きをしています。
⑤お酒は常温でも美味しいものを選ぶ
最も嵩張るし重くなるのは「缶ビール」などではないでしょうか。
僕は普段からあまりお酒を飲みませんが、キャンプで飲むビールや酎ハイが美味しいのは分かります。
でもなるべく本数は制限して、ウイスキーや日本酒などを持っていくのはどうでしょう。
水で割れるものや、チビチビやるのに向いているお酒を持っていき、容量を減らすことも視野に入れてみましょう。
ちなみにウイスキーなども瓶では持っていけないので、こういうのもオススメです▼
ペットタイプの容器です。
容量も少なく軽量なのでオススメです。
好きなお酒に入れ替えてもいいですね。
◇おすすめの保冷バッグ
・イスカ(ISUKA)/コンパクトクーラーバッグ

イスカから出ているコンパクトサイズの保冷バッグ。
3サイズ展開となっており、それぞれカラーも異なります。
内側にはアルミ蒸着の断熱材が使用されています。
蓋の内側には小物や保冷剤を入れられるポケットが付いているのも便利。
また、持ち手が付いているため、ザック内に入りきらない場合は手持ちも可能です。
【サイズ】MINI/10.5×15×8cm、Sサイズ/16×22×8cm、Lサイズ/15×21×15cm
【容量】MINI/350ml缶1本とおにぎり2個程度、Sサイズ/350ml缶3本程度、Lサイズ/350ml缶6本程度
【重量】MINI/65g、Sサイズ/100g、Lサイズ/115g
・イスカ(ISUKA)/フォールドアップクーラー

イスカの折り畳み可能なコンパクトクーラー。
2サイズ展開と3種類のカラーリング。
使い終わった後は折り畳んで収納可能な点が特徴です。
Lサイズのみ持ち手が付いています。
【サイズ】Sサイズ/36×23cm (収納時 8×23×3cm)、Lサイズ/40×29cm(収納時 9×29×4cm)
【容量】Sサイズ/350ml缶3本程度、Lサイズ/2Lペットボトル2本程度
【重量】Sサイズ/70g、Lサイズ/105g
・モンベル/クーラーボックス

モンベルの定番クーラーボックス。
2サイズ展開、カラーリングも豊富で人気の保冷バッグです。
内側には保冷剤などを入れられるメッシュポケット、上部には持ち手も付いています。
ボックス型ですが、素材が柔らかく、バックパック内にも入れやすいです。
日常のお弁当入れにも使いやすい形とデザインですね。
【サイズ】2.5L/、4L/13×21×15cm
【容量】2.5L(350mL缶3本or500mLペットボトル2本)、4L(350mL缶6本or500mLペットボトル4本)
【重量】2.5L/100g、4L/120g
・オレゴニアンキャンパー/HYAD クーラーパック 8

もともとは「クーラー・イン・クーラー」という発想から生まれたバッグです。
クーラーボックス内に入れて保冷力をブーストさせるものですが、単体で使用すればソロキャンプには充分なサイズ感になります。
「7.6L」という大容量ですが、しなやかな素材のため、バックパック内への収納も簡単です。
開口部がロールトップ式なので、持ち手にもなるし、バックパックへの外付けも簡単にできますね。
【サイズ】26×21×14cm ※保冷時の有効サイズ
【容量】8QT(約7.6L)
【重量】約150g
・BIG SKY INTERNATIONAL/INSULITE POUCH Large

登山をする人は知っている人も多いのではないでしょうか。
“ビッグスカイ”のロールトップ式の保冷保温バッグ。
軽くて保温性と柔軟性のある人口羽毛「プリマロフト」を中綿に使用、表面にはアルミ蒸着された生地が使われております。
底にはメスティンがスッポリと平置きできるサイズ感です。
この容量で「65g」はかなり軽量ですね。
【サイズ】30×40cm(収納時:30×10cm)
【容量】6本の缶またはボトルとアイスパックを入れるのに十分の大きさ
【重量】65g

・Naked Labo/Power Puff Thermal Sack

タイベック素材を使用した保冷保温バッグなどを数多く手掛けるガレージブランド「Naked Labo」の保冷や保温を目的とした上位モデルです。
素材は表面にタイベックシルバー、そしてシンサレートという中綿が使用されており、断熱性と保温性に優れています。
レギュラーサイズでは500ml缶6本+α、Sサイズは500ml缶4本+αの容量があり、ミニマム装備からソロキャンプまで対応しています。
【サイズ】レギュラー/H36.5×W33×D12cm、Sサイズ/H36.5×W27×D12cm
【容量】レギュラー/4L、Sサイズ/3L
【重量】レギュラー/88g、Sサイズ/72g
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