キャンプにおいてマットはシュラフと同等に大事なものになります。
睡眠や休息を取れるかどうかは、翌日の行動や次回のキャンプへのモチベーションにも繋がりますよね。
様々なマットを使用してきましたが、寝心地・重量・収納性のバランスが取れており、自分に合うものを見つけるのは大変でした。
また、シーズンや地面状況、装備に合わせて選ばなければなりませんが、今回はオールシーズン使用可能なバランスの取れたマットを紹介していきます。
「NEMO ZOR SHORT MUMMY」という製品です。
◇基本スペック
NEMO ZOR SHORT MUMMY(ニーモ ゾア ショートマミー)
重量:295g
展開サイズ:縦122×幅51×厚さ2.5㎝
収納サイズ:20×Φ10㎝
素材 :20DポリエステルRS
R値:2.7
定価 :¥14,300(税込)
【その他サイズ展開】
ミディアムマミー ⇨ 重量:415g、縦160×幅51×厚さ2.5㎝、収納サイズ20×Φ10.5㎝
レギュラーマミー ⇨ 重量:450g、縦183×幅51×厚さ2.5㎝、収納サイズ20×Φ11㎝
季節を問わず重量と保温性のバランスのとれたパッドを持ち歩きたいミニマリストのために開発した超軽量・コンパクトなスリーピングパッドです。極限までの軽量化を図り、かつ断熱性を維持するためにパッド内のフォームに縦横2方向の肉抜き加工(2アクシスコアリング)を施しています。驚くほどコンパクトに収納できるため、バックパック内の省スペース化にも大きく貢献します。寝心地と耐久性を向上させるために高密度のPUフォームを採用。さらに素早いセットアップと収納、マットの上に横たわったまま指一本での固さ調節を可能にするマルチファンクションバルブを備えています。
公式サイト:https://www.iwatani-primus.co.jp/products/Nemo/pads/zr-sm/index.html
◇良い点・悪い点
●寝心地がいい!
軽量・コンパクトになるマットと言えば“エアマット”ですが、私はエアマットのボヨボヨ感がどうしても合いませんでした。
こちらのマットは肉抜き加工されたPUフォームが入っており、軽量さを維持しつつ、インフレータブルマットのような寝心地があります。
●軽量・コンパクト!
重量が295gと軽量で、収納時はペットボトルほどの大きさになります。
ザックに入れる際もスペースをとらず、サイドポケットにも収まるサイズ感です。
●オールシーズン使用可能!
R値が“2.7”あり、単体使用で0℃まで使用したことがあります。
氷点下になる際はクローズドセルマットなど、別のマットと組み合わせて使用することでR値をブーストしております。
●底面のひと工夫!
マットの裏側にはシリコンのノンスリップ加工が施してあります。
ナイロン製テントなどのフロアは滑りやすいですが、ストレスに感じるテント内でのズレが軽減されます。
●使いやすいバルブ!
空気を入れるバルブ部分は「マルチファンクションフラットバルブ」という名称で、二重構造のバルブになっております。
ストレスなく空気の出し入れが出来るのと、マットに寝たまま指一本で空気量の調節が可能です。
●悪い点
・20Dと素材が薄いため、パンクのリスクあり
・自動膨張では空気はほとんど入らない
・ショートマットなので足元は工夫が必要
◇実際の使用感
普段から実際に使用しているので、写真と一緒にレビューしていきます。
↑ケースに入っている状態
↑ナルゲンボトルとの大きさ比較
コンプレッションベルトも付属しているので、パッキングの際はケースにいれないことも多いです。
別売りで「ボルテックス ポンプサック」というポンプがありますが、電動ポンプで空気を入れることが多いです。(写真:左)
電動ポンプを使えば15~20秒ほどでパンパンになります。
バルブが二重になっており、空気が勝手に抜けていくことはありません。(写真:真ん中)
指で押せば少しずつ空気が抜けます。
もう一つのバルブを開ければ、一気に空気を抜けます。(写真:右)
横幅的に腕は体にくっつけない限りマットから落ちます。
横向きに寝ても地面を感じることはありません。
座ったり、肘をつくと地面を感じます。
◇まとめ
◎軽量(295g)
◎コンパクト(収納サイズはペットボトルより少し大きいぐらい)
◎オールシーズン使える(R値2.7)
◎機能性に優れている
◎寝心地良し!
結果、コスパに優れたマットだと思います。
3つのサイズ展開があるので、自身の体に合ったものを選らんでみてください。
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