今回は「なるべくお金をかけない軽量化」についてお話をしていきます。
正直お金さえかければ、ある程度の軽量化はできます。
でも初心者でそこまでお金をかけられる人はいないと思うし、お金をかけるだけでは難しい「マインド」的な部分についてもお話していきます。
◇“軽量化”は大きく分けて2つ!
まず装備を軽量化するにあたって、大きく分けて2つの方法があります。
①より軽量なギアを使う
例えばキャンプ用のソロテントを使うのではなく、山岳テントやタープ泊をするなど。
②不必要なものを持っていかない
持っていく装備を削る、荷物の総量を減らすということですね。
①についてはギアの買い替えなどでお金がかかります。
すぐに全ての装備を軽量化することは難しいです。
ということで今回メインで話すのは②になります。
そして②は知識と経験とマインド的な部分が大きく関係してきます。
◇キャンプの必需品って?

まずは必要最低限の装備から見ていきましょう。
carry
・バックパック
sleep
・テント
・ライト
・シュラフ(寝袋)
・スリーピングマット
eat
・クッカー
・バーナー
厳密に言うとエマージェンシーキットはいるよねとか、日用品とか財布は持ってくでしょみたいなのは一旦置いときます。
必要最低限削ることができない装備なので、「荷物を運べて食べて寝ることができる」っていう装備です。
チェアもテーブルもタキビ台も入っていません。
でも、なんでもかんでも削ればいいってものでもないですよね。
この装備ではキャンプを楽しむことは到底できないので、ここから装備をプラスしていくことになりますが、ここからがポイント。
◇軽量化のためのポイントは3つ
1.テーマを決める
2.心配し過ぎない
3.代用する
1.テーマを決める

やりたいことや行き先や楽しみ方は人それぞれ。
やりたいこと全部楽しみたい!
そして、あれもこれもやると結局中途半端になる。
ってことありませんか?
でも、荷物を減らすと持っていきたいものを持っていけないから楽しみが減ってしまう。
「自分が好きなことをするために軽量化する」というマインドを持つことが大事です。
あれもこれも削って楽しみが半減してしまうって考え方じゃなくて、これを最大限楽しむためにあっちは削ってるんだっていう考えを持てばいい。
例えば、僕の場合は…
例1:海の近くでキャンプして夜や早朝に釣りをしたい!
釣り具を持っていくために…
・夜釣りするなら火の管理が面倒だし危険だから焚き火はしない!
→ 焚き火ギアは削る
・ご飯はカップ麺などの簡単なもので済まそう!
→ 食事関連のギアは湯沸かし用の小さいカップとバーナーだけ
焚き火をしないとなると、
焚き火台、バトニングナイフ、トング、耐熱手袋、ゴトクなど、結構省ける装備が増えます。
逆に、「釣った魚を焚き火調理したい!」って時もありますが、その際は調理器具を最小限にします。
フライパンじゃなくて網焼きか串焼きにするなど、工夫次第で削れるギアもあります。
例2:キャンプの前後で街ブラもしたい!
身軽で街でも浮き過ぎない装備
・ご飯は街で食べる!
→ 食料は1食分、最小限の調理器具
・見栄えのためにバックパックにギアを外付けしない!
→ 多少快適性を落としてもマットやテントなどはできる限りコンパクトに
自分がよくやる2つの例をあげましたが、自分の中でテーマを決めることで何が必要で不必要かが分かってきます。
他にも、食事関連!
調理関連ギアや調味料、食料や水ですね。
これらは食べたいものによるので、ある程度決めておくことで不必要なものは削ることができます。
僕もしっかりと決めていくことは少なく、気分で食べたいものを食べますが、「焼き物なのか煮物なのか、炊飯はするのか」など、大まかには決めていきます。
2.心配し過ぎない

これは結構初心者あるあるですね。
でも経験値が少ないからしょうがない部分もあると思います。
例えば…
例1:着替えやタオルを余分に持っていく
1泊2日のキャンプで万が一に備えて2日分や3日分の着替えを持っていく。
タオルは、1日目の汗拭き用、2日目の朝用、温泉後用、予備でもう1枚…みたいな。
気持ちは分かるし、これが「温泉めぐりをする」っていうテーマを持ったキャンプなら分かります。
でも軽量化のために割り切りましょう。
僕が1泊2日で持っていく着替えは下着ぐらいです。
季節にもよるけど下着すら持っていかないことが多いです。
タオルはそんなにいらんぞ!
例2:マットやシュラフがオーバースペック過ぎる
よくいろんなサイトに「シュラフはオーバースペックが基本」みたいなこと書いてあるけど、もちろん丁度いいに越したことはない。
これは経験が大きいし、寒さや暑さの感じ方は人それぞれなので一概には言えないし、
対応温度ごとにシュラフやマットを揃えていたらお金がかかってしょうがないですよね。
でも例えばマットとかで言うと、「冬も行くかもしれない」っていきなり“R値5”とか“R値6”とかのマットを購入するみたいな。
「雪山でも行くのか?」って思ってしまいます。
山を舐めるなオジサンに怒られそうですけど、個人的には平地であれば“R値3”もあればオールシーズン使える。
関東以南の平地であれば、1月の朝の平均気温が2~5℃ぐらい。
想定より気温下がったとしても0℃程度で、寒くて寝れないはあるけど○ぬことはそうそうない。
と思っています。
あくまで平地ですよ。
これが登山とかってなると、寝不足と身体が冷えたまま2~3時間歩いて下山しないといけない。
かなり危険性が高まるので、「山を舐めるな!」ってなるかもしれませんが、割と街から近いキャンプ場であれば大丈夫です。
あと、マットはレイヤリングして保温力を向上させることもできるので、“R値2”と“R値3”のマットを重ねて“R値5”相当にすることもできます。
まずは、限られたシーズンしか出番のないハイスペックマットより、長いシーズンで使えるマットを1枚~2枚購入しましょう。
冬山で使えるようなスペックで軽量コンパクトなマットとなると、お値段も跳ね上がります。
マットをレイヤリングした方が結果的に安く済むことが多いです。
▼その他の削れるギア
・コット

快適なのは間違いないけど、なくても寝れます。
「慣れ」です!
・グランドシート

フロアの耐水性アップ以外にもテントの保護でも活躍します。
でも、使用するテントや地面状況によるけど僕は持っていかないことも多いです。
明確な基準を設けているわけではないですが、フロアが20デニール以上、そして雨予報もなく、地面が芝や砂や柔らかい土と分かっていれば持っていきません。
例えば、僕が使用している軽量テント「シックスムーンデザインズ/ルナーソロ」はフロアが40デニールあるので、グランドシート使ったことないです。
もちろんテントを長持ちさせたいのであれば、使うに越したことはないですけどね!
・洗剤やスポンジ

徒歩キャンプでは基本的に洗い物はしません。
汚れたクッカーはウェットティッシュなどで拭きとるのが基本。
そもそも、なるべく汚れないように使うこともあるし、焦げ付かず汚れが落ちやすいコーティングしてあるクッカーを使うことも多いです。
キャンプ場に備え付けの洗剤がある場合は洗い物をすることもあります。
3.代用する
専用のキャンプギアを使わずとも、手持ちの他のギアやキャンプ場にあるものを代用することで軽量化できます。
例えば…
・ペグハンマー

キャンプ場で探せばだいたい落ちている“石”を使って打ち込みます。
柔らかい地面であれば足で踏み込むこともできますが、固い地面の場合はすぐにペグが曲がるので注意。
また、ペグがなくても石を重りにしてテントを固定することもできますね。
だからペグを持っていかないってことはないですけど。
・ランタンスタンド

これもだいたい落ちている“木の枝”をランタンスタンドにします。
軽いブッシュクラフトも楽しめたり、野営感も増して雰囲気もアップします。
調理時に手元を照らしたいなど、木の枝ランタンスタンドで不十分な場合は「ヘッドライト」を使うことが多いです。
・チェア

背もたれがあるのは快適度が段違い。
持っていければ最高だけど、重くて嵩張るチェア。
僕はスリーピングマットやザックの背面パッドを座布団にして「地べたスタイル」を楽しむことが多いです。
クローズドセルマットタイプのマットは安くて万能なので、1枚持っておくと便利です!
・テーブル

薪や石をテーブルとして代用します。
地べたで過ごすことが多いので、あまりテーブルで高さを出す必要がないといいうこともありますね。
物を地べたに置きたくないということもあるし、もちろんあると便利なので持っていくことも多々あります。
・ポール

シェルターやタープのポールを代用することもできます。
落ちている木を使ったり、立っている木に括り付けて吊り下げたりと、サイト内にあるものや地形を生かして設営します。
普通のキャンプ場では難しいこともあるし、初心者には難易度が高めですが、自然を生かしたキャンプも楽しいです。
◇最後に
軽量装備を揃えようと思うとお金がかかるもの。
軽量ギアは上を見ればキリがないです。
今回は、そんな中で「なるべくお金をかけない軽量化」についてまとめました。
経験や知識が必要なので、初心者の方にはピンとこない部分もあるかもしれません。
今回紹介したのは、あくまで僕なりの考え方ですが、徒歩キャンプの楽しみ方は人それぞれ。
きっと、やっていくうちに分かってくることもあるし、自分なりの考え方や楽しみ方を見つけてもらえると思います。
それでも、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
ギアも考え方も取捨選択することが大事。
“心の軽量化”が装備の軽量化にも繋がると思っています。
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